遊戯王デュエルリンクスをダウンロードして、さあこれからプレイだとゲームを立ち上げると、ああ、なんということでしょう、のっけからいきなりプレイヤーを悩ませる選択が現れるのです。
『海馬か遊戯か』
遊戯王デュエルリンクスをスタートするためには、原作主人公『遊戯』か、そのライバル『海馬』のどちらかをプレイキャラとして選択せねばなりません。
いや、実はここで選ばなかったもう1方も後から使えるようになるのですが、それでも原作ファンなら大層悩むこと必至ですし、そうでなくとも『この2人にどんな差があるのか』気になるところでしょう。
そこで今回は『最初にどちらを選んだかによって生じる差』について解説していきます。
気になるところからcheck!
遊戯と海馬の『差』は?

出典:http://yugioh.appbako.com/archives/2068
デッキの差:遊戯デッキを見てみる
ブラック・マジシャン | 通常モンスター | 1 |
インプ | 通常モンスター | 3 |
グレムリン | 通常モンスター | 3 |
シルバー・ファング | 通常モンスター | 3 |
エレキッズ | 通常モンスター | 3 |
黒魔族のカーテン | 通常モンスター | 3 |
勇気の旗印 | 永続魔法カード | 1 |
『攻撃』封じ | 通常魔法カード | 1 |
『守備』封じ | 通常魔法カード | 1 |
雷鳴 | 通常魔法カード | 1 |
出典:http://yugioh.appbako.com/archives/2068
遊戯デッキは海馬デッキとどう違う?

出典:https://matome.naver.jp/odai/2142224732692908501
最大の違いはエースモンスターで、こちらは『ブラック・マジシャン』となっています。
『海馬』のエースモンスターである『青眼の白龍』に比べステータス面で劣る『ブラック・マジシャン』ですが、何せ豊富なサポートを誇る『闇属性・魔法使い族』ですし、またこのカード専用のサポートカードが多数存在していることを忘れてはいけません。
現状でも『闇属性』や『魔法使い族』をサポートするカードは多く実装されていますが、しかもそれらは今後増えていくのです。
これはこのカード専用のサポートカードについても同様(※)で、つまり、このモンスターは素晴らしい将来性を持っているのです。
現状、『ブラック・マジシャン』を手に入れる方法は『ここで入手しておく』か、『2月末までの事前登録者キャンペーンでの配布分』か、『闇遊戯を周回して落ちるまで粘る』しかありませんから、『ブラック・マジシャン』を確保しておきたいのであれば、『闇遊戯』を最初のキャラに選択すると良いでしょう。
※ただし現状実装されている『千本ナイフ』、『黒・魔・導』以外のサポートカード、たとえば『永遠の魂』などは現環境では強過ぎるため、当分実装されそうにない。実装されるとすれば、現時点でも実装されている『賢者の宝石』のような『発動に他のカード・コンボを必要とするサポートカード』だろう。
地味な違いだが:エレキッズが投入されている
『エレキッズ』は特に効果もない通常モンスターで、そのまま使うとすれば貧弱極まりません。
低レベル通常モンスターをサポートするカードが出れば、どうでしょう、人によっては採用するかもしれませんが、とにかく、カードそのものの価値はほとんどありません。
しかし、このモンスターは『光属性』です。
ゲーム開始からしばらくすると利用できるようになる『カード・トレーダー』で交換できる強力カード『サンダー・ドラゴン』及び『双頭の雷龍』、『魔導獣ケルベロス』はその交換に『光の石』を必要としており、さて、その『光の石』を手に入れる方法は『デュエル後の報酬で入手する』か、『光属性のカードを売ってしまうこと』です。
いや、これがゲームをはじめてしばらくしたプレイヤーなら『光の石なんて36個持ってるよ』なんてことになるんでしょうが、初心者にとって『光の石』はそれなりの貴重品です。
加えて今後、『アルティメット・ライジング』のパックが販売終了になる=『購入できるパックの中に光属性が少なくなる』ことが考えられますから、初心者の『石やりくり』が更に難しくなることは必至です。
ですから、ゲームを始める時期にもよるかもしれませんが、『光の石の消費が激しい序盤に、光の石を3つ多く確保するための手段』として『闇遊戯』を選択することも考えられるでしょう。
デッキの差:海馬デッキを見てみる
カード名 | 種類 | 枚数 |
ブルーアイズ・ホワイトドラゴン | 通常モンスター | 1 |
地を這うドラゴン | 通常モンスター | 1 |
炎の魔人 | 通常モンスター | 3 |
サイクロプス | 通常モンスター | 3 |
一眼の盾竜 | 通常モンスター | 2 |
青眼の銀ゾンビ | 通常モンスター | 3 |
ガーゴイル | 通常モンスター | 3 |
勇気の旗印 | 永続魔法カード | 1 |
『攻撃』封じ | 通常魔法カード | 1 |
『守備』封じ | 通常魔法カード | 1 |
雷鳴 | 通常魔法カード | 1 |
出典:http://yugioh.appbako.com/archives/2068
海馬デッキは遊戯デッキとどう違う?

出典:http://www.duelqueen.com/product/4887
『スゴイぞーカッコいいぞー!!』な『青眼の白龍』が投入されています。
このカードもこのカードでメジャーな『光属性・ドラゴン族』なわけですが、『光属性のサポートカードは光属性・天使族を指定するものが多い』為、『光属性であることの恩恵』は少ないでしょう。
また『ドラゴン族サポート』は強力過ぎるが故になかなか実装されそうもないのが難点です。
強力過ぎるが故になかなか実装されそうもない、というのはこのカード固有のサポートカードにも言えることでしょう。
何せ『青眼』は『世界大会優勝テーマデッキ』、そうおいそれと専用サポートを実装していっては環境が『かいめつめつめつ』します。
つまるところ、『ブラック・マジシャンに比べると将来性がない』ことが『青眼』の弱みでしょうが、とはいえそのステータスは圧巻ですし、また『青眼』の人気は根強いですから、最上級モンスターを使った豪快なデッキを組みたいプレイヤー、あるいは『海馬』ないし『青眼』のファンであれば、『海馬』を選んで良いでしょう。
なお、地味にデッキ内に上級以上のモンスターが2枚(『青眼』と『地を這うドラゴン』)ありますので、初期デッキはごくごく希に手札事故を起こします。
初期デッキなんてどうせすぐ組み替えるでしょうから些細な問題ではありますが、まあ、一応知っておくと良いでしょう。
スキルの差で見てみよう!
『海馬』がレベル4で覚えるスキルは『頂に立つもの』で、これは『デュエル開始時からフィールド魔法『山』を発動できる』効果を持ちます。
対する『遊戯』がレベル4で覚えるスキルは『闇の力』で、これは『デュエル開始時からフィールド魔法『闇』を発動できる』効果を持ちます。
どちらも対応するモンスターの攻撃力を200ポイントアップさせるフィールド魔法を発動出来るスキルで、一見するとそれほどの差はありません。
『頂きに立つもの』と『闇の力』の差1:強化できるモンスターが違う
『対応するモンスター』が存在する=『強化できるモンスターが違う』のです。
『頂に立つもの』は『鳥獣族・ドラゴン族・雷族』を強化し、『闇の力』は『悪魔族・魔法使い族』を強化します。
『頂きに立つもの』と『闇の力』の差2:エレメントモンスターデッキの構築に差がつく
『アルティメット・ライジング』が発売されている限り、初心者の多くはまず『エレメントモンスターデッキ』を構築するでしょう。
このデッキの軸をなす『エレメントモンスター』のうち、『エレメントデビル』と『エレメントマジシャン』は『場に風属性モンスターが居るときに相手モンスターを破壊すると2回攻撃出来る』効果を持ちます。
『風属性』というと、『スカイ・ハンター』と『セイント・バード』が同じパックから手に入るうえ、また比較的強力ですから、大抵の場合『エレメントモンスターデッキ』ではその2種の鳥獣族と2種の『エレメントモンスター』が同居することになるのです。
このとき、『闇の力』は2種の『エレメントモンスター』を、『頂に立つもの』は2種の『鳥獣族』をそれぞれ強化することになりますから、さあ、そこで好みの差が出てきます。
『エレメントモンスター』の攻撃力はどれも1500ですから、200強化されると1700となります。
攻撃力インフレが進む現環境において1500で撃破できるモンスターはほとんどいませんし、また1700でもやや火力不足の感が否めません。
対する鳥獣族たちは『セイント・バード』の攻撃力が、これも『エレメントモンスター』と同じ1500で、『スカイ・ハンター』の方は1550に設定されています。
『頂きにたつもの』の補正を受けた『スカイ・ハンター』の攻撃力は1750、ああ、『エレメントモンスター』を一方的に戦闘破壊出来る数値になりますが、さて、とはいえ所詮は1750です。
同じことを繰り返すようですが、今時1750程度の火力は決して誇れたものではありません。
自分よりレベルの低い『ジェリービーンズマン』と相打ちが取れる程度、それもフィールド魔法の恩恵を受けてようやくです。
いや、それでも1750という攻撃力は初期環境、そう、『誰もがエレメントモンスターデッキを使っていた環境』では絶妙な調整だったのです。
『スカイ・ハンターの50が超えられない!』誰もがそう嘆いた時代、『スカイ・ハンター』はアイドルだったのです。
閑話休題、とにかく初心者にとって『頂きにたつもの』と『闇の力』は大した差がありません。
ただし:序盤のスタンダード狩りは『闇の力』の方が有利か
先に述べた通り『エレメントモンスター』は『風属性がいるとき、相手を戦闘破壊すると追加攻撃出来る』為、『相手を戦闘破壊できる攻撃力が無ければいけない』のです。
いや、序盤の敵は1500を超える攻撃力のモンスターをぽんぽん召喚しては来ませんが、とはいえ『エレメントモンスター』の打点を少しでもあげられる『闇の力』の方が、どうでしょう、序盤では重宝するかもしれません。
ただし2:序盤で『サンドラデッキ』を組むなら『頂きに立つもの』
序盤の時点で『サンドラデッキ』を組むなら、『サンドラ』のエースモンスター『双頭の雷龍』を強化できる『頂きに立つもの』が重宝するでしょう。
『サンドラデッキ』は後々『恐竜サンドラデッキ』になるでしょうが、その過度期において構築されるであろう『サンドラ鳥獣融合』を使いこなせるのも『頂きにたつもの』である『海馬瀬人』です。
まとめの結論:人にもよるが差はほとんどない
さて、ここまで遊戯王デュエルリンクスにおける最初の難問『海馬か遊戯か問題』を見てきましたが、その結論はずばり、『最初から組むデッキを決めているとか、あるいは明確な目的意識を持っているのでなければ、どちらを選んでも一緒』です。
ですから、『どちらを選ぶか』は単にフィーリング、勘、はたまた『こっちの方が好きだから』で構いません。
『選ばなかった方も後から使えるようになる』のですから、クイズ番組で悩みまくる城ノ内よろしく、ひたすら迷い続けるよりも、とりあえず! で決めてしまうことをオススメします。
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