【遊戯王デュエルリンクス】バオウデッキについて知っておきたい6つのポイント

【遊戯王デュエルリンクス】バオウデッキについて知っておきたい6つのポイント
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『周回』は遊戯王デュエルリンクスをプレイする上で避けては通れぬ億劫な作業ですが、それゆえに『周回』を効率よくこなすための手段・方法はこれまで数多く開発されてきました。

『ガーディアン・バオウ』を軸に据えた『バオウデッキ』もそのひとつでした。

今でこそ『周回用デッキ』といえば『ケルベロスビート』が主流ですが、かつて『バオウデッキ』はその『ケルベロスビート』としばしば性能を比較され、ともすると『ケルベロスビート』よりも優れていると称されていました。

しかし、遊戯王デュエルリンクスの環境が変化するにつれて、或いはプレイヤーたちによって『周回』の研究が進むにつれ、『バオウデッキ』と『ケルベロスビート』の立場は少しずつ逆転していき、今では『バオウデッキ』の勢力はほとんど失われてしまいました。

ここでは遊戯王デュエルリンクス,の『バオウデッキ』について、『バオウデッキ』の辿った変遷と共に紹介していきます。

【まずは確認】そもそもバオウデッキって?

遊戯王デュエルリンクス デッキ バオウ

http://altema.jp/duellinks/card/547

先述の通り『ガーディアン・バオウ』を軸に据えたこのデッキは『ガーディアン・バオウ』が相手モンスターを戦闘破壊する毎にその攻撃力を1000上昇させることに着眼し、『ガーディアン・バオウ』を戦闘で育て、それによって得た高火力で以て破格のデュエルスコアを叩き出すことを目的としています。

要するに『ケルベロスビート』における『魔導獣ケルベロス』が『ガーディアン・バオウ』に置き換わったデッキであると考えれば間違いありません。

 

ケルベロスビートとの相違点は?

まず気になるスコアの差についてですが、これは理論上『ケルベロスビート』とさほど変わらぬ点数を稼ぐことができます。

続けて、デッキ構築について言及すれば、『ガーディアン・バオウ』以外のモンスターがデッキに投入されることが差としてあげられます。

『ガーディアン・バオウ』は場に『破邪の大剣-バオウ』が無ければ召喚できないため、相手のモンスターに『破邪の大剣-バオウ』を装備させるという荒業を使わないのであれば、その召喚には自分の場にモンスターを必要とします。

『デッキ内に投入されるモンスターが多くても3枚のケルベロスのみ』という『ケルベロスビート』とは大きな差といえるでしょう。

 

投入されるモンスターは、儀式モンスターや融合ギミックを織り交ぜつつ、出来るだけ高火力な下級モンスターを基本とします。

儀式・融合をデッキに組み込むのは儀式召喚や融合召喚によって得られるスコアボーナスを狙ってのことですが、しかし『ガーディアン・バオウが居れば余計なボーナスを狙う必要はないのではないか?』そんな疑問を抱かれるかもしれません。

 

ですがそれもそのはず、『ガーディアン・バオウ』を召喚するために必要な件の装備魔法『破邪の大剣-バオウ』ですが、これは『ケルベロス』と違ってサーチ手段がないのです。

即ち、『ガーディアン・バオウ』を召喚できるかどうかは完全に運次第です。

しかも『破邪の大剣-バオウ』はその発動に手札を1枚捨てる必要があり、加え『ガーディアン・バオウ』の初期攻撃力は僅か800です。

ですから苦労して場に『ガーディアン・バオウ』が出せたとしても、『ガーディアン・バオウ』で相手モンスターを戦闘破壊するためには何らかの工夫が必要ですし、工夫するために必要な手札は『破邪の大剣-バオウ』のコストで叩き落としてしまっています。

従って、『主軸モンスターの召喚が単純でないうえ運が絡むこと』が『ケルベロスビート』との最大の違いで、これがそのまま後に『ケルベロスビート』との間に水をあけられる原因となりました。

 

更に地味な違いとして、『バオウデッキ』は割りと真面目に戦闘をこなす必要がある=デュエル1回にそれなりに時間を必要としますから、『周回』をこなすうえで重要視される『時間の短縮』それほどできないことも『ケルベロスビート』との些細な、しかしそれでいて重要な相違点です。

 

サーチできないことによる具体的な弊害は何?

もしもデュエル中盤以降に『ガーディアン・バオウ』を召喚した場合、『ガーディアン・バオウ』が倒せるモンスターが少なくなっていることが多く、『ガーディアン・バオウ』が高火力を得られないことです。

これによって『ガーディアン・バオウ』が役に立たずとも、儀式や融合によるボーナス、それに『デッキ超ギリギリボーナス』などにより5000前後までならスコアを稼ぐことが一応可能ですが、とはいえその数値が破格のスコアと呼べるでしょうか?

デッキテーマの達成、その成否が運によって決まってしまうことがサーチできないことによる最大の弊害です。

 

バオウデッキにしかできないことはある?

あればよかった、と言わねばならないことが全てを物語っている通り、これといってありません。

『リシドの周回にはバオウが安定する』と言われた時期がありましたが、これは『リシド』のモンスターがハンデスを行ってくること、また或いは『リシド』のモンスターの攻撃力が『ケルベロス』をサーチするスキルの発動条件『1500~1800ダメージを受ける』を1度の戦闘で満たせないほど低かったことに由来(※)し、『通常のデュエルが展開できるバオウの方が良い』と言われていたためです。

※『ケルベロス』をサーチできない程度のダメージを受けた返しのターン、『ケルベロス』を通常ドローできなければ壁にするモンスターすら確保できないため、次の相手ターンに相手が2体目のモンスターを展開してきた場合、高確率でライフを削りきられてしまう。

 

とはいえ、ハンデスには『大事なカードを予め伏せておく』という単純ながら確実な対策が存在していますし、ダメージに関しても『ライフ量を調整するカード』の投入を行なうことでそれほどの問題点にならないことが判明しました。

そのうえ、『サーチ』に依存せず、高い確率で『ケルベロス』を初期手札に引き込める『バランス型ケルベロス』の開発もあり、『バオウの方が安定する』説はすっかり廃れてしまったのです。

 

バオウデッキは安上がりという説

見出しの通り、過去には『バオウデッキはケルベロスより安く組める』と主張する人たちも居ました。

実際どうなのでしょうか? この話題、『相違点』の項では敢えて扱わなかったのですが、それには理由があり、というのも『昔はそうだったかもしれないが今ではそうでもない』という何とも話の長くなりそうな結論を出さねばならないためです。

そもそも、『バオウデッキ』が脚光を浴びたころ、『ショップ』で購入できるパックは『アルティメット・ライジング』だけでした。

それだけなのですから、当然多くのプレイヤーが課金勢非課金勢問わず『アルティメット・ライジング』を回したもので、その『アルティメット・ライジング』における当たりカードのひとつが『破邪の大剣-バオウ』でした。

 

ですから、『バオウデッキ』は多くのプレイヤーが当たり前に『破邪の大剣-バオウ』を持っていた頃に、それを前提にして考案されたデッキなのです。

誰もが『破邪の大剣-バオウ』を持っているなか、『ケルベロス』を追加で入手することは何を意味するでしょう? ただでさえ『ケルベロス』は膨大なゴールドやらSR宝玉やらを引き換えにしてようやく手に入れられるカードで、しかも最初期、ゴールドやSR宝玉は今よりずっと貴重でした。

『デッキ1つ、しかも周回用を作るためになんでわざわざ』『あるもので組める方が良いにきまっている』そう思ったプレイヤーの多くは、『ケルベロス』の入手を『浪費』と捉え、『バオウの方が安上がり』そう声高らかに言ったものです。

ところが現状、カードパックは3つまで増えました。

 

700万ダウンロードが記録され『ジェム』が配布されたのも記憶に新しいですが、さて、新規プレイヤーが増えている現在『当たり前に破邪の大剣-バオウを持っているプレイヤー』の数は、勿論未だ大多数でしょうが、しかし割合で見れば、少しずつ減っていっています。

などと当然の話ではありますが、とはいえその当然の話が意味するのは、『多くのプレイヤーにとって現在、バオウの方が組むのに苦労するデッキである』ことです。

『バオウデッキ』において最低2枚、出来れば3枚必要であるとされている『破邪の大剣-バオウ』は、手札1枚を捨て発動し、装備モンスターの攻撃力を500上げ、戦闘破壊したモンスターの効果を無効にする装備魔法で、決して弱いわけではありませんし、戦闘が主流だった最初期環境では猛威を振るったカードではありますが、しかし今の除去が主流の環境においては、誰もが喉から手が出る程欲しいカードではありません。

 

大体、今新たにゲームを開始したプレイヤーたちは『アルティメット・ライジング』を素通りする、ないし回すとしても多少しか回さない可能性すらあるのです。

『破邪の大剣-バオウ』を3枚手に入れようとすれば、1ボックスから出るのは2枚までですから、2枚出たあとボックスリセットをしてまた出るまで回して、それにどれだけの『ジェム』が必要でしょう? なら、『カード・トレーダー』で簡単に交換できて、『サーチ型』なら1枚入手するだけで組めてしまう『ケルベロスビート』の方が安上がりじゃないか! 新規プレイヤーたちは間違いなくそう考えているでしょう。

 

それでも今バオウデッキを組む価値は?

 

『周回』を旨とするデッキとして組むなら、積極的にオススメできない程度の価値しかありません。

とはいえ、『ガーディアン』のファンデッキとしてなら、『ネオ・インパクト』で新しいガーディアンが追加され、また『ガーディアン』自体は『ウェポン・サモナー』によりサーチ出来るため、まあ組んで楽しめるのではないでしょうか。

 

尤も『破邪の大剣-バオウ』も『流星の弓-シール』も、とにかく『ガーディアン』に関連する装備カードはレアリティが高いため、組むのに苦労することは間違いなく、よほど熱心なファンで無ければファンデッキとして組むことすら積極的にはオススメできませんが……。

 

まとめ

今回はここまで『バオウデッキ』について見てきましたが、さて、『バオウデッキ』に対してどんな感想を抱かれたでしょう?

遊戯王デュエルリンクスはカードゲームであり、カードゲームである以上、カードプールが増え、また使用されるデッキが増え、環境が変われば、注目されていたデッキが一夜にして役立たずとされてしまうことも珍しくありません。

『盛者必衰』と言いますが、『バオウデッキ』は『盛者』であった時期すらないのです。

ライバル『ケルベロスビート』にはできるだけながく活躍して『バオウデッキ』の無念を晴らしてもらいたいものです。

 

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